『ペルソナ』がSFなわけ

主演の山崎真実ちゃんが新体操出身で、しかも国体出場経験がるってのは先に聞いていました。
アクション監督の谷垣さんは、世界をまたにかけて活躍している超実力派。
この二人と一緒に作品を作るとしたら、いったい何が出来るだろう?そこがスタートでしたね。

ワタシはワタシで、己の得意分野を出すべきだろう、そう考えたらSFになったわけですよ。ドーン!
タイトなスケジュールになるのはわかってたし(ワタシ以外は皆忙しいからね)大掛かりなCGも使えない。
でもまあアイデアで勝負すれば、面白いものになるはずだ!ってな感じで、鼻息荒くお話を考えました。
SFっていうのは、特撮の凄さなんかより、本来アイデアの面白さなんですのよ。
ワタシは映画の人ですけど、元々活字SFが好きなので、CGに頼らないSFってのはやりたかった。

それで、ちょっと悲しさとか切なさが出せれば成功なんじゃないかと。

それと、アクション映画の主人公ってのは、当然アクションができるわけですが、なんでその人は凄いアクションができて強いのか?
これは大体、三つのパターンに分けられます。

1、元から強い、武道の達人とか。(代表例はもちろん「燃えよドラゴン」)
2、修行を受けて強くなる。(これは「酔拳」とか、いっぱいあります)
3、何らかの、非現実的な理由で強くなる。(「仮面ライダー」なら改造されて、「マトリックス」なんかも修行はあるけど、この部類。最近だと「カンフーハッスル」なんか)

SFだと3のパターンが使えるんですね、これは幾らでも想像力が膨らむ世界です。

公開が近づいてきたので、映画の話は続きます。
とはいえお腹がすいたので、ちょっとネギでも刻もうかな。